北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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謎解きには原作を: フィールド・オブ・ドリームス
Shoeless Joe

植物の葉っぱをあらわす単語 "leaf" と、その複数形 "leaves" は、本の頁という意味もあります。『フィールド・オブ・ドリームズ』の不思議さをもっと探索したいという人は、トウモロコシの葉っぱのあいだに入っていくように、まず原作の小説 Shoeless Joe の本を開き、頁の間に分け入ってみると良いです。そこであの声を聞けるかもしれません。

主人公が探しに行く小説家ですが、原作では実在の小説家である J・D・サリンジャーさんになっています。彼の代表作である The Catcher in the Rye [ライ麦畑のキャッチャー: ライ麦畑でつかまえて] をふまえてのことです。

できれば、サリンジャーさんの長編から、始めの4分の1ぐらいは読んでおいた方がピンと来るかもしれません。

旅に出た主人公が旅の途中で訪れる場所にも注目しましょう。米国野球における名誉の殿堂です。この施設があるのは、ベースボール発祥の地と言われるニューヨーク州クーパーズタウンです。

この町は、もともと森に囲まれた湖のほとりを開墾して町の基礎をつくった地主であるウィリアム・クーパーにちなんで「クーパーの町」と名づけられました。このクーパーの息子ジェイムズ・フェニモア・クーパーは別の土地で生まれたんですが、この町で育ち、船乗りなどを経験したあとに作家として成功しました。彼の海洋小説や大河小説は世界的なベストセラーになりました。北米の小説家として世界的に読まれた最初の人物です。

つまり、クーパーズタウンは野球の故郷であると同時に、アメリカ小説の故郷とも言える町なのです。

さて、野球選手を引退して医者になった人物のことを調べ、隠遁生活をしていたサリンジャーさんを見つけ出し、説得してアイオワ州まで連れて行く途上、物語はまたまた意外な展開を見せますが、これが文学とどう関連するかは、またの機会にしましょう。みなさんも楽しんで謎解きをして下さい。

原作のペーパーバック: W. P. Kinsella. Shoeless Joe.
| ベースボールと米文学 | 19:06 | comments(0) | trackbacks(1) |
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フィールド・オブ・ドリームズ  そしてやってきたのは
自分の中では、「素晴らしき哉、人生」とならんでオールタイムベストに入る作品です。 映画館では、観終わった後しばらく涙が止まりませんでした。 ラストでケビン・コスナーはあるセリフをいいますが、それを言う直前、「あ、これだ!」と ひらめいた言葉ががあ
| MurphyのMy Favorite Movies | 2006/03/14 11:56 PM |
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