北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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英詩を歌うスーパーモデル
コメント:19世紀から20世紀に英米で活躍した詩人たちの作品を歌詞にしてフォーク調の曲をつけたアルバム。

カーラ・ブルーニ (Carla Bruni) さんはイタリアに生まれ、フランスで育ち、スーパーモデルとして活躍し、今はシンガー・ソングライターです。フランスの大統領ニコラ・サルコジーさんの奥さんでもあります。

作詞は基本的にフランス語で行なう[カーラさん]ですが、このアルバムでは19世紀から20世紀にかけて英米で活躍した詩人たちによる英語の叙情詩を歌詞にして、それにフォーク調の旋律をつけ、マリアンヌ・フェイスフルさんの様なしゃがれた声で歌っています。




音楽は、フォーク・ギターの伴奏を基本に、ロック風やカントリー風の演奏が多いです。電子音や機械的な音は殆ど無く、素朴な自宅録音風に仕上がっています。

11曲はいっていて、3曲がエミリー・ディキンソン (Emily Dickinson) の詩です(4, 7, 8)。アメリカ文学に分類できる詩人としては、ドロシー・パーカーの詩もあります(9, 10)。イングランドに生まれてアメリカへ移住したW・H・オーデンも、広い意味ではアメリカの詩人と言えるでしょう(3, 11)。

ほかにはアイルランドのウィリアム・バトラー・イエイツ(1, 2)、イングランドのクリスティナ・ロセッティ(5)とウォルター・デ・ラ・メア(6)による詩を採り上げています。ロセッティは、その名前から推測できるとおりイタリア人の子どもです。デ・ラ・メアも、その名前からは、なんだかフランス人あたりが先祖の様に思えます。

ということは、英語文化の中心地イングランドから見ると、地理的・民族的には周縁的な詩人ばかり採り上げていると言えます。

日本盤は、1曲めと同じ演奏・歌にルー・リードさんの朗読を重ねたものがおまけとして12曲めに入っています。日本語の詳しい解説に加えて、それぞれの詩にも和訳がついています。

CDの容器は、内側でディスクを支える部分が合成樹脂、外側が厚紙で見開きになっています。壊れやすいプラスチックの容器とも、薄い紙ジャケットとも違います。

洋楽と英米文学の両方に興味のある人にお薦めです。

カーラさんの公式ウェブサイトも紹介しておきます。最初の頁が表示されたら右下方で言語を選んで下さい。英語なら "english" を選び、英語の頁が表示されたら左上で "No Promises" を選ぶと、このアルバムに収録された曲も全部試聴できます。


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| ミツバチとクローバー | 13:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
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| - | 13:59 | - | - |
事後承諾になりますが、私のブログでリンクさせていただきました。
映画の話題を結構真面目に理屈ぽく、長々と書いてます。

映画好きな人の「好いな…」というブログ、映画愛好者のまとまっているブログを、私の感覚で選択しています。

一度ブログを吟味していただき、「ケシカラン、早速消せ…」とお怒りでしたら下記にメールでご連絡ください。早速に
削除いたします…。そのときは申し訳ありません。

●流石埜魚水より

●URL
http://ameblo.jp/sasuganogyosui/

●メール
sasuganogyosui@ybb.ne.jp
| 流石埜魚水 | 2009/04/25 9:50 AM |
流石埜魚水さん、公開コメントでのお返事がおそくなってしまいましたが、リンクは大歓迎です。ありがとうございます。
| Ryotasan | 2009/05/02 7:32 AM |









http://beibun.jugem.jp/trackback/208
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