北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
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ベンジャミン・バトン: 原作に忠実な漫画
F. Scott Fitzgerald
Quirk Books
コメント:漫画: ベンジャミン・バトン

日本の劇画に刺激され、従来のアメリカン・コミックスとは一味違う米国の漫画として1980年代に始まったのがグラフィック・ノヴェルです。この本は、F・スコット・フィッツジェラルド (F. Scott Fitzgerald) が1922年に書いた短編小説『ベンジャミン・バトン: 数奇な人生』(The Curious Case of Benjamin Button) の内容を変更せずにグラフィック・ノヴェル化しています。



登場人物の台詞は原作と同じで、絵も細部まで原作を視覚化する努力が払われています。不気味な雰囲気はあるけれどポオほど過激ではなく、皮肉な風刺はあるけれどマーク・トウェインの様に爆笑させるわけではなく、随所でニヤリとさせながら読者を少しずつ引き込んで行き、統一感のある物語にまとめてあります。

フィッツジェラルドの小説を原文で読んだことの無い人がこの本を読むなら、難しい単語などはなるべく気にしないで、分る箇所と絵から内容をつかんで行った方が楽しく読めるでしょう。実際のところ、フィッツジェラルドの凝った文章は、装飾的な機能、率直に言えば味付けとしての側面も強いのです。

最初から119頁までが物語で、120頁から129頁まで米文学の専門家による解説です。

英語の多読をしている人や、簡単な英語の本なら楽しく読めるという人が、映画『ベンジャミン・バトン』の基になったフィッツジェラルドの小説を英語で読んでみたいと思うなら、原書の前にこういう漫画を読むのも良いでしょう。

注意: 映画の基になった小説の方を漫画化した本であり、映画を漫画化したわけではありません。

The Curious Case of Benjamin Button: A Graphic Novel.
Story by F. Scott Fitzgerald.
Adapted by Nunzio DeFilippis and Christina Weir.
Illustrated by Kevin Cornell.
Philadelphia: Quirk, 2008.


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