北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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歌劇『怒りの葡萄』は重厚なグランド・オペラ
JUGEMテーマ:音楽

ジョン・スタインベックの代表的な長編小説『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath) がオペラになりました。2007年にミネソタ州セント・ポールで行なわれた初演の模様を録音したCDを入手できたので聴いてみました。


CDは3枚組で、94頁の冊子が付いています。この冊子には、 全ての出演者と合唱団、管弦楽団員の名前、あらすじ、作曲者、脚本と作詞の担当者、原作者[に]ついての解説、そして脚本 (ト書きと歌詞) が載っています。脚本を見ながらCDを聴けば内容は理解可能というわけです。ただし、歌詞には米国の庶民英語が使われているので、この種の英語に慣れている人か、原作を英語で通読したことがあるぐらいの人でないと、すんなりと理解することが難しい箇所もあります。

音楽は基本的にクラシックです。1930年代の米国が舞台なので飲食店やダンス・パーティの場面で少しだけジャズが使われたり、ギターやバンジョーの音色もチラッとは出てきますが、殆どはオペラハウスの音楽です。それもイタリア風の派手さや感傷性は少なく、どちらかと言えばドイツやロシアのオペラのように重厚です。

内容は188分に縮めてありますが、原作に忠実です。ノア・ジョードが原作より悲劇的に描かれていたり、[...]赤ちゃんを[モーゼにたとえて]川に流す場面などはオペラ風の演出と言えるでしょう。この悲しい場面をふまえ、最後の最後でロザシャーンが歌うアリア "One Star" は感動的です。

このCDを発売しているPSクラシックス社と、作曲者であるリッキー・イアン・ゴードンさんの公式頁へのURLも示しておきましょう。

PS Classics <http://psclassics.com/cd_grapesofwrath.html>

Ricky Ian Gordon: Composer <http://www.rickyiangordon.com/grapes.html>

リッキーさんの公式頁にある "Choose an Option..." という箇所から、上演時の写真や、新聞や雑誌に載った記事などを閲覧できます。
| 続: スタインベックと騎士たち | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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