北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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Emily: ディキンソンが登場する物語絵本



引きこもりの詩人
エミリー・ディキンソンが
どういう人だったかを
直感的に伝えてくれる絵本があります。

マイケル・ビダードさんの Emily です。

Emily
Emily
Michael Bedard

後書きによると、成人したディキンソンは殆ど自宅の庭から外に出ず、家族以外の大人と口をきくことも無かったようです。ただし、近所の子どもたちと台所で話をしたり、生姜パンを入れた籠に紐を付けて2階の窓から降ろしてくれることはあったそうです。

この絵本は、隣に住んでいた女の子の視点から、家族の会話、家族同士の交流、そしてディキンソンとの出会いが描かれます。実話ではなく、ビダードさんが思いついた話のようです。ディキンソンの生家を訪れ、庭から2階の窓を眺めているときに、ディキンソンの魂がこの話をビダードさんに降ろしてくれたそうです。

英語の文章は、子どもが一人で読むより、大人が読んで聴かせるのに向いているかもしれません。最後にディキンソン自身の短い詩が載っており、これは謎解きとして解読する必要があります。

謎解きの鍵は示しておきましょう。この詩で使われている "the Heaven" を「天国」という日本語に置き換えると分からなくなります。これは聖書に出てくる神の楽園ですが、天上の楽園 (すなわち天国) 以外に、地上の楽園も存在した、あるいは存在するという視点でこの詩は書かれています。"Angels" のいるところが、すなわち神の楽園なのです。そして、地上の "Angels" とは誰のことでしょう?

SSSでは、この本の読みやすさレベルを3.5としています。総語数は概算で1400です。

Emily. Michael Bedard, story. Barbara Cooney, pictures.
| ミツバチとクローバー | 13:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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