北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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映画: ハチミツとクローバー
日本の漫画を原作にした日本の実写映画にエミリー・ディキンソンの詩が出てくるというので、観てきました。『ハチミツとクローバー』です。

映画の一番最初、題名が出てくる前に、ディキンソンの詩の書き出しの部分が文字で表示されます。映画館で観たとおり正確には思い出せませんが、以下のような感じです。

 草原をつくるにはクローバーとミツバチがいる。
          ―エミリー・ディキンソン



実を言うと、原作の漫画が有名であることも、動画として放送されてきたことも知りませんでした。(この映画のことや、ディキンソンの詩が使われていることを教えてくれたKさんに感謝します。)

映画の中身は、美術大学に学ぶ5人の学生たちを中心に展開する青春群像です。5人とも不自然にならない範囲で個性的・魅力的な若者たちとして描かれており、全体として爽やかな物語に仕上がっています。若い人たちが恋愛や芸術について考えるための良いきっかけになりそうです。

ディキンソンの詩を愛読している人のために言っておきます。彼女の詩が出てくるのは冒頭だけです。登場する美大生も教授も、本などを読んでいる場面は無いし、詩や詩人を話題にすることもありません。もともと無関係だった詩を気に入っていた脚本家か監督が、映画化にあたって冒頭に掲げたのかもしれません。

それでも、強いて言えば、5人の中で最も重要な登場人物と思われる花本はぐみという学生にディキンソンの姿を重ね合わせることができるかもしれません。ものすごく内気な正確、端正な顔立ち、華奢な体つき、その内側に潜む心の強さ、芸術家にふさわしい観察眼や表現力など、ディキンソンも持っていた資質とは言えそうです。(これは映画の中で蒼井優さんが演じていた女子学生から受けた印象であり、原作の漫画でどうなっているかは別です。)

以下は映画の公式頁です。

http://www.hachikuro.jp/

良い機会なので、これから何回かに分けて、この映画の冒頭を飾った詩と、それを書いたディキンソンについて採り上げていこうと思います。題して「ミツバチとクローバー」です。

| ミツバチとクローバー | 11:40 | comments(1) | trackbacks(0) |
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『フラガール』を地元の映画館で観てきました。舞台になった地域と同じ県と言うことで地元意識をかき立てられた人が多かったのか、大変なにぎわいでした。特に目立ったのは、年配の女性です。映画は、要所要所でたくみに音楽を使った演出が観客を上手に泣かせていました。物語は正攻法で手堅い展開です。それぞれに強みも弱みもある人物たちの葛藤を、単純な善対悪の二元論で片づけずに描いている点も好感が持てました。特に、炭坑の娘を演じている蒼井優さんが、『ハチクロ』とは別人の様な大熱演でした。

| Ryotasan | 2006/09/30 7:12 PM |









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