北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
<< VOA: トランペットを吹く黒人小説家 | main | ハーレムの詩人と子どもたち >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
原書: Invisible Man
Invisible Man

ラルフ・エリスン (Ralph Ellison) に関する記事を紹介したついでに、代表作の原書も紹介します。生存中に発表された唯一の長編 Invisible Man [見えない人間] です。

黒人→野性的といった固定観念のある人は、こういう本を読んで理解を深めて下さい。知的で繊細な黒人の屈折した感情が、比較的よみやすい文章で綴られています。書き出しはこんな感じです。

I am an invisible man. No, I am not a spook like those who haunted Edgar Allan Poe; nor am I one of your Hollywood-movie ectoplasms. I am a man of substance, of flesh and bone, fibre and liquids - and I might even be said to possess a mind. I am invisible, understand, simply beause people refuse to see me. Like the bodiless heads you see sometimes in circus side-shows, it is as though I have been surrounded by mirrors of hard, distorting glass.


日本語にすればこんな感じでしょうか。

俺は見えない人間さ。といっても、エドガー・アラン・ポーの話に出てくるようなお化けじゃない。あんたたち白人のハリウッド映画に出てくるエクトプラズムでもない。実体のある人間で、肉も骨も、筋も体液もある。考える心さえ持ってることになってる。いいかい。俺の姿が見えないのは、単に人が俺を見ようとしないからなんだ。サーカスのテントの前でやってる見せ物とかにあるだろ。体の無い生首の見せ物。固くて歪んだ鏡で囲んであるから体が見えないのさ。
| ハーレムのジャズ詩人 | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 15:43 | - | - |









http://beibun.jugem.jp/trackback/111
投稿のあった日
SMTWTFS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
このブログに記事を書いている人
関連する日録や公開頁
最近のコメント
最近のトラックバック
テーマ別分類
最近の記事
過去の記事
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
このページの先頭へ