北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
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簡単な英語で Of Mice and Men
Penguin Readers Level 2: of Mice and Men (Penguin Readers S.)
昨年公開した記事に文章を追加しました。

標準英語ではない庶民の英語も沢山つかわれているスタインベックの原書を読めるかどうか、あるいは英語を非常にゆっくりしか読めないので1冊読みとおせるか自信の無いかたは、まず基礎的な単語だけ、単純な構文だけの英語に書き直された Of Mice and Men を読んでみるのも良いでしょう。

右の画像の本は、基本600語ですから、日本の高校入試か、それより簡単な英語だと考えてさしつかえないでしょう。勿論、原文の味わいは期待しないで下さい。あらすじを知るためと割り切って読むのも良いです。


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| スタインベックと騎士たち | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
怒りの葡萄: 映画の味わい方
生まれたときから家庭にテレビがあり、分かりやすい番組を見て育った人には、昔の映画や、欧州で製作された芸術的な映画を見てもピンと来ないという人が います。そういう映画は、視覚的な説明が少ないのです。『怒りの葡萄』はそれほど難解で芸術的な映画ではありませんが、1992年にリメイクされた『二十日鼠と人間』などに比べると、やはり視覚的な説明は少ないかもしれません。

おせっかいかと思いますが、そういう難解な映画をどうやったら楽しめるか提案してみたいと思います。これはシェイクスピアの演劇などを楽しむときにも通用することです。

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| スタインベックと騎士たち | 07:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
The Jungle: 抗議小説の100周年
The Jungle (Enriched Classics)

1906年の2月、つまり100年まえの今月、The Grapes of Wrath [怒りの葡萄] の先駆け的作品とも言うべき長編の抗議小説が米国で出版されました。アプトン・シンクレアの The Jungle です。
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| スタインベックと騎士たち | 12:06 | comments(6) | trackbacks(0) |
怒りの葡萄: 日本での上演
ジョン・スタインベックの長編小説 The Grapes of Wrath [怒りの葡萄] が戯曲化され、ステッペンウルフ劇団によって上演されたことは以前にも書きましたが、この演劇、日本でも上演されたことがあります。

実際に見に行くことはできませんでしたが、ネット上にいくつか日本語の情報があります。
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| スタインベックと騎士たち | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
ふたたびDVD: 廿日鼠と人間
廿日鼠と人間

ジョン・スタインベックの Of Mice and Men [鼠と人の: 小説・戯曲] を原作とした劇場用映画は二つあります。ゲイリー・シニーズさんが監督・主演した1992年の新しいカラー作品『二十日鼠と人間』、そしてルイス・マイルストーン監督による1939年の古い白黒作品『廿日鼠と人間』です。右の画像は、古い方をDVD化した商品です。

ネット上で感想をしばしば見かけるのは92年の作品の方ですが、両方を観たことのある人のあいだでは、古い作品の方が凄いという主張をしばしば見かけます。以前にも少しだけ紹介したんですが、この旧作について少し書きます。

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| スタインベックと騎士たち | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
The Grapes of Wrath: ペーパーバックいろいろ
僕が大学院生で、スタインベックの The Grapes of Wrath [怒りの葡萄] の原文を読んでみたいと思ったころ、この作品のペーパーバックで最も入手しやすいのはペンギン・ブック社の本でした。

でも、できればペンギン版では読みたくないと個人的に思っていました。

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| スタインベックと騎士たち | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
RATM: ヘビメタ・ラップでトム・ジョード
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

あけましておめでとう。ことしもアメリカ文学と若者文化の接点になりうる情報を紹介していくつもりです。

ジョン・スタインベックの長編小説 The Grapes of Wrath をジョン・フォード監督が映画化した『怒りの葡萄』、さらにこの物語の意義を90年代に甦らせたブルース・スプリングスティーンさんの「ゴースト・オブ・トム・ジョード」を昨年は紹介しましたが、この歌をさらに若い世代の音楽家たちが全く違う編曲で演奏し、90年代の後半には若い人たちから注目されました。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン (Rage against the Machine) というグループ、通称RATMの「ゴースト・オフ・トム・ジョード」です。



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| スタインベックと騎士たち | 12:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
怒りの葡萄に登場する音楽家たち
ブルース・スプリングスティーンさんの音楽が好きな人の中には「ザ・ゴースト・オフ・トム・ジョード」がきっかけで『怒りの葡萄』に興味を持った人が沢山いると思います。中にはそのことをブログに書いている人もいます。

power: 怒りの葡萄

ここで強調しておきたいのは、ジョン・スタインベックが書いた原作の中にも音楽や楽器に関する詳しい記述が何カ所かあることです。砂嵐で土地を失い、カリフォルニアへやって来た難民の中には楽器のうまい人たちもいて、野営の場所で楽器を演奏したり、それに合わせて人々が踊る場面もあります。取材に行っていたスタインベック自身も、この音楽家たちに聴き取り取材を行なったらしく、ハーモニカ、ギター、フィドル (ヴァイオリン) について詳しい記述があります。代々受け継がれてきた楽器と演奏法法について南部の英語で語る文章は、この種の音楽に興味のある人にとっては大きな意味のある資料です。民族音楽史の本に転載しても良いくらいです。

ここでハーモニカと言っているのはおそらくブルーズ・ハープのことです。

難民たちが西へ移動したハイウェイが66号線、つまりルート66であることも強調しておきたいです。リズム&ブルーズやローリング・ストーンズの好きな人なら、同じ題名の曲を思い出すでしょうね。



| スタインベックと騎士たち | 18:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
『二十日鼠と人間』: 淀川さんの映画評
はい、皆さん見て下さい。あの有名な映画評論家、サヨナラおじさんこと、今は亡き淀川長治さんが92年の『二十日鼠と人間』を評した文章、ネット上で公開されてます。

映画が公開された当時、産経新聞に載ったものです。ちょうど13年前の12月22日です。こわいですね。懐かしいですね。

淀川長治:二十日鼠と人間

それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!
| スタインベックと騎士たち | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
トム・ジョードの亡霊に給仕するスプリングスティーン
CD: The Ghost of Tom Joad

ブルース・スプリングスティーンさんは、米国ロック界の代表選手と言って差し支えない活躍を1970年代から80年代にかけてしてきました。その楽曲群には大きく分けて二つの傾向があります。出身地の友人たちと結成したEストリート・バンドを従えた元気のいいロックンロールと、ウディ・ガスリーの流れを汲む静かなフォークソングです。

初期のアルバムでは両方を取り混ぜたものが多かったです。年月を経て段々と、それぞれの傾向に分けてアルバムを発表することが多くなりました。

どちらのばあいでも米国庶民の生活感や作詞者の社会意識を強く感じさせる歌詞が多いのですが、スタインベックとの繋がりを強く感じさせるのは、やはりフォーク系、現代民謡風の曲の方です。特に、1995年発表の『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』です。

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| スタインベックと騎士たち | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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