米文学ブログ: 多読教材から原書まで

VOA (Voice of America) で、英語が母語ではない人むけにスペシャル・イングリッシュと呼ばれる番組を何十年もラジオで放送しています。語彙を制限した英語で書かれた原稿をゆっくり読むので、英語の音声に慣れるために聴く人が多いんですが、放送用の原稿をネットで公開しているので、多読の材料として読むこともできます。このスペシャル・イングリッシュでは最新のニュースと並行して、米国の歴史や文化を紹介する番組もあり、アメリカ文学の入門としても適しています。

 映画『ベンジャミン・バトン: 数奇な人生』(The Curious Case of Benjamin Button) と、基になったF・スコット・フィッツジェラルド (F. Scott Fitzgerald) の短編小説に関する資料がいくつか手に入ったので、このブログでしばらく継続的に紹介して行こうと思います。あわせてフィッツジェラルドに関する話題を採り上げて行きます。


カポーティがらみで、ギャツビーに関する記事も書きました。

アメリカ英語の詩や散文に綴られたアフリカ系米国人の生活や心情、ジャズやブルースに関する部屋を新設します。

中心になるのはラングストン・ヒューズ (Langston Hughes) です。彼は詩人・作詞家・小説家・劇作家・教育者として、平明で美しく、リズミカルな英文作品を数多く残しました。日本の中学生でも少し努力すれば原文で味わえるような詩も沢山あります。