北米の小説、詩、戯曲、評論、伝記など言語芸術、いわゆるアメリカ文学の作品や作家に関する
情報を扱う雑記帳です。関わりのある映画や音楽、ときには別の地域の作家なども扱います。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
ある貴婦人の肖像: 常識はずれのBBCドラマ
---
¥ 4,000
コメント:渋いというか、地味というか、映画的な見せ場の殆ど無いだが、上品な英会話は味わい深い。

BBCで1968年に放映されたというこの4時間に渡る映像版『ある貴婦人の肖像』(The Portrait of a Lady) を観て驚きました。

JUGEMテーマ:映画
 
続きを読む >>
| 舞台と銀幕の米文学 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
詩とイラスト: ビートからパンクまで
コメント:ビート詩人ギンズバーグの代表作に色彩ゆたかなイラストを付けたセレクション。視覚からギンズバーグの精神世界へ入って行ける。パンク・ソングにはコードネーム入りの楽譜も付いている。

 ロックが好きでアメリカ文学にも興味がある人や、アメリカ文学を読みながらバンドもやっている人、作詞に興味のある人などにお薦めの本を紹介します。アレン・ギンズバーグ (Allen Ginsberg) の詩にエリック・ドルーカー (Eric Drooker) さんの挿絵を付けた Illuminated Poems です。
続きを読む >>
| 米文学のビート | 16:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
謎の長編 BUtterfield 8
John O'Hara
コメント:エリザベス・テイラーが主演した映画の原作。

 この小説、1960年にエリザベス・テイラーさんが主演して映画化され、アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝きました。今はDVD化され、日本でも『バターフィールド8』として発売されています。

原作者のジョン・オハラ (John O'Hara) あるいオヘイラも、ジョン・スタインベックと並んで1930年代の米国を代表する小説家と言われる存在です。決してマイナーな作家でありません。

それでもなぜか、この小説は日本語訳が発表されていないようです。あちこち検索しても見つかりませんでした。

一方、原書はペーパーバックがいくつかの会社から出版されているので、一つ取り寄せ、読んでみました。


続きを読む >>
| 舞台と銀幕の米文学 | 09:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホーソン: ラパチーニの娘
 先月の番組になりますが、VOAのスペシャル・イングリッシュで、ナサニエル・ホーソン (Nathaniel Hawthorne) の短編「ラパチーニの娘」"Rapaccini's Daughter" が2回に分けて放送されました。


続きを読む >>
| VOAスペシャル英語で米文学 | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
369: 日本のヒップホップ詩人とギンズバーグ
Allen Ginsberg
City Lights Books
¥ 595
コメント:369が読んでいる詩集。

 日本語でヒップホップの歌を書き、あるいは歌っている369 (ミロク) さんという男性がいます。若い人はすでにご存知かもしれません。この人が3月に発表したアルバムを宣伝している写真を見て驚きました。20世紀アメリカ文学の翻訳書が並んでいる本棚を前にして、この369さんが小さなペーパーバックを読んでいるのです。アレン・ギンズバーグ (Allen Ginsberg) の詩集『吠える他』(Howl and Other Poems) です。



きょうはこの詩集を紹介します。


続きを読む >>
| 米文学のビート | 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
近未来SFだと思って見たら
---
コメント:どうしてこんなにDVD化が遅れたのでしょう。政治的な配慮でもあったのでしょうか。

有名な映画なのになかなかDVD化されず、やっと発売されたと思ったら、今度はレンタルのお店にも並びました。原作者は昨年に死去したカート・ヴォネガット (Kurt Vonnegut) です。

 
続きを読む >>
| 舞台と銀幕の米文学 | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
The Mouse of Amherst: エミリーとハツカネズミ
コメント:ディキンソンの伝記。スチュアート・リトル風の子どもむけファンタジーに仕立ててある。

 エミリー・ディキンソン (Emily Dickinson) の風変わりな伝記を読みました。従来のディキンソンの伝記と違うのは、エミリーの家に住みついていたハツカネズミを語り手にしたファンタジー仕立てにしてあることです。夏目漱石の『吾輩は猫である』とE・B・ホワイト (E. B. White) の『スチュアート・リトル』(Stuart Little) をあわせた様な感じです。(ただし、この話の中で猫は語り手の天敵です。)


続きを読む >>
| ミツバチとクローバー | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
森の生活: ヘンリー いえをたてる
D. B. Johnson
コメント:森の生活を始めるため、ウォールデン池のほとりに小屋を建てるH・D・ソローの話。

ウォールデンと言えば、ニューイングランドのマサチューセッツ州コンコードの町から歩いて行ける森の中にある池の名前ですが、書店のチェーンや映画会社の名前になるほど有名な池です。有名なのは、行動派の哲学者ヘンリー・デヴィッド・ソロー (Henry David Thoreau) が1840年代にこの池のほとりに小屋を建てて住み、その記録をまとめた本が今でも読まれているせいです。『ウォールデン: 森の生活』(Walden: Or, Life in the Woods) ですね。この本は文章が難しいので上級者むけです。かわりに今回は、この小屋を建てたときの様子を想像した絵本を紹介します。D・B・ジョンソン (D. B. Johnson) さんの『ヘンリー いえをたてる』(Henry Builds a Cabin) です。


続きを読む >>
| H・D・ソローの絵本 | 09:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
英詩を歌うスーパーモデル
コメント:19世紀から20世紀に英米で活躍した詩人たちの作品を歌詞にしてフォーク調の曲をつけたアルバム。

カーラ・ブルーニ (Carla Bruni) さんはイタリアに生まれ、フランスで育ち、スーパーモデルとして活躍し、今はシンガー・ソングライターです。フランスの大統領ニコラ・サルコジーさんの奥さんでもあります。

作詞は基本的にフランス語で行なう[カーラさん]ですが、このアルバムでは19世紀から20世紀にかけて英米で活躍した詩人たちによる英語の叙情詩を歌詞にして、それにフォーク調の旋律をつけ、マリアンヌ・フェイスフルさんの様なしゃがれた声で歌っています。




続きを読む >>
| ミツバチとクローバー | 13:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
ポカホンタスとシェイクスピア
コメント:評判の悪い続編だが、初恋のゆくえに拘らず、英国風の英語を楽しみたい人には、そんなに酷くない作品。

ディズニー映画『ポカホンタス』の続編についても、考えたことを述べておきましょう。


続きを読む >>
| アメリカ文学の夜明け | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
投稿のあった日
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
このブログに記事を書いている人
関連する日録や公開頁
最近のコメント
最近のトラックバック
テーマ別分類
最近の記事
過去の記事
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
おすすめ商品
このページの先頭へ